梅雨時のギター管理に注意
日本は春から夏に掛けて雨の日が続く梅雨があります。北海道を除く地域であるとされていて雨の日が続くとやはり湿度が上昇します。そこで気を付けなければいけないのが楽器の保管方法です。ここではギターやベースの竿物について書いていきます。
ネック反りの危険
梅雨になり湿度が高くなった時に気を付けたいのがギター、ベースのネック反りです。弦楽器は弦の張力でネックに常に負荷が掛かっています。そこに普段よりも高い湿度で保管しているとやはりネックに良い環境とは言えません。
しかし日本に住んでいる以上はどうしようもないのですが少しでもネックに気を使うのならやはり除湿機やエアコンの除湿機能を使って部屋の湿度を抑えると良いと思います。さらに日によっては気温が高い日もあると思うので高温多湿を避ける為にもやはりエアコンが良いと思います。
エアコンの除湿機能を使わず冷房にしておくだけで室内の湿度はかなり下がります。極端に設定温度を下げすぎなくても良いでしょう。どこかで“楽器は人間の適温で保管”というのを見た事があります。暑すぎても寒すぎても楽器には良くないという事ですね。
ネックの反りは弦高が高くなり弾きにくくなるだけではなくピッチが合わなくなるなど演奏するにあたって良い事はないので避けたいトラブルです。順反り、逆反りだけだとまだ自分で調整できますが波打ちやねじれが生じるとなかなか面倒です。
それを考えるとやはり梅雨時の湿度には気を使ってネックの反りを未然に防ぎたいですね。
湿度調整剤のススメ
ギターやベースのハードケースがある人は楽器屋で売っている湿度調整剤を入れて保管すると良いと思います。楽器用の除湿剤としてハードケース内を適度な湿度に保ってくれます。値段も手頃な物があるので一つ入れておくと良いと思います。
ハードケースが無い方は楽器を窓際から離して保管すると幾分マシになるのでは無いでしょうか。やはり窓際は水滴などが付いているので自然と湿度が上がります。少しの差だとは思いますが窓から離しておくのが良いでしょう。
日本製の方が梅雨に強い?
これは聞いた話で確証がある訳ではないのですが日本製の楽器の方が海外製の物に比べてネック反りに強いと聞いた事があります。
これは本当なのか不明ですがやはりその地域で使う物はその地域で作られた物の方が良いという事だと思います。確かにアメリカとかは日本に比べると雨が少ないイメージがあります。日本は島国なので仕方ないですが。
そう考えるとMADE IN JAPANのブランド商品を買うというのは良い判断かも知れませんね。ハイブランド国産ギターも流行っていますし選択肢の一つにするのも良いかも知れません。